◇この記事はプロモーションを含みますが、メーカーから商品を受け取ってPRを依頼されているわけではありません
ここまでは素材の説明などをしてきましたが、今回はいよいよチタンの印鑑を購入するお店選びです。
印鑑を売っているお店といえばまず思い浮かぶのが街のハンコ屋さんなんですが、店舗を構えているハンコ屋さんはコスパが低いので候補からは外そうかと考えています。
そもそも店舗を構えているのでその分のコストがかかりますし、ほとんどの店舗は外注に出すので中間マージンも上乗せされますから…。
なかにはチタン加工用の機械があって自社で彫るというお店もありますが、どちらにしても今はネットでも購入できるはず。
なので今回は、ネットで購入できるハンコ屋さんをいろんな角度からチェックして、実際に購入するショップを絞り込むことにしました。
印鑑ショップはタイプが3つある
まずはなるべくたくさんの印鑑ショップを探すという作業からはじめ、とりあえず13店ほど見つけました。
それぞれのショップで意外と価格に開きがあったので、ここで各ショップのチタン印鑑の価格と送料を整理してみましょう。
今回購入しようと思っているのは仕事用の「認印」なんですが、いずれ「実印」もチタンに替えるかもしれないので10.5mm、16.5mmというそれぞれの標準サイズで調べています。
ショップ名 | 10.5mm | 16.5mm | 送料/無料金額 |
---|---|---|---|
はんこプレミアム | 5,800円 | 9,800円 | 540円/5,400円以上 |
はんこdeハンコ | 8,800円 | 15,800円 | 550円/5,000円以上 |
ハンコマン | ー | 22,100円 | 600円/5,500円以上 |
ハンコヤドットコム | 8,360円 | 18,540円 | 550円/5,500円以上 |
平安堂 | 25,020円 | ー | 880円/11,000円以上 |
畑正 | 15,278円 | 46,243円 | 700円/6,000円以上 |
はんこ良品 | 12,430円 | 31,790円 | 499円/7,000円以上 |
印鑑の匠ドットコム | 4,980円 | 10,980円 | 550円/5,500円以上 |
いいはんこやどっとこむ | 4,800円 | 9,200円 | 525円/5,000円以上 |
Sirusi | 11,000円 | 14,000円 | 無料 |
印鑑市場 | 9,500円 | 19,900円 | 無料 |
西野オンライン工房 | 10,970円 | 16,170円 | 670円/5,500円 |
はんこ屋さん21 | 9,680円 | 19,360円 | 各店舗ごと |
各ショップの価格や送料を調べるのと同時に印鑑の種類や品揃えなどを見ていたら、印鑑ショップには3つくらいのタイプがあることが分かってきました。
それぞれの特徴を大きく分けるとこんな感じになります。
- 古くから続いている老舗のハンコ屋さんタイプ
- たくさんの商品の1つとして印鑑を扱っているタイプ
- 印鑑の販売がメインの会社で品質と価格のバランスが取れているタイプ
もちろん、それぞれの用途や目的によってピッタリのタイプもあるはずです。
ただ、実際に販売サイトを見ればなんとなく理解してもらえると思うんですが、わざわざチタンの印鑑を「ここで買わないな」というタイプもあります。
逆に、“チタンの印鑑” を購入するならこのタイプのショップだなという目星もつきました。
察しはつくと思うんですが、ここでカンタンにそれぞれのタイプの特徴を説明しておきます。
老舗のはんこ屋さんタイプ
老舗のタイプは、印材の選定や印面の作りなどにこだわりを持っている反面、どの素材の印鑑も高額というのが特徴です。
品質が良いというのは分かりますが、少なくともチタンの印鑑はそんなに高くなるはずがないという金額になっています。
ワシントン条約で規制されている「象牙」の印鑑を作る許可を得ているショップはこのタイプが多いですね。
現在はワシントン条約の関係で象牙の印鑑を販売できるのは、「種の保存法」に基づく認定事業者に限られています
多品目を取扱うタイプ
このタイプのショップはどちらかというとビジネス用品や文具などを中心に販売していて、その商品の1つとして印鑑を扱っています。
あまり印鑑の販売に力を入れていないショップでは相場に比べてやや価格が高くなっている傾向があります。
どちらにしても、このタイプのショップでわざわざチタンの印鑑を購入するメリットはあまりないでしょうね。
商品は印鑑がメインのタイプ
印鑑をメインの商品として販売しているショップの特徴は、印鑑の品質にこだわりがあるうえに価格が適正という点です。
中にはチタンの印鑑にも力を入れていて10種類以上のカラーや表面処理から選べるというお店もありますね。
ショップによって品質と価格のどちらを優先しているかの違いはありますが、お察しの通り、管理人はこのタイプのショップから選ぶのが良いという結論になりました。
チタンの印鑑に力を入れているかがポイント
まずは「商品は印鑑がメインのタイプ」のショップから選ぶというのが決まったところで、ここからは購入するショップの候補を絞っていきましょう。
最近はチタンの印鑑の人気が安定しているのでどのショップでも印材として揃えているのが当たり前になっていますが、その扱い方(推し方)はかなり違います。
チタンの印鑑は手彫りではなく機械で加工することもあり、得手不得手というのがあるようですね
力を入れているショップは、おそらく材料の仕入れ値の条件が良かったり、自前でチタンの加工機械を持っているんだと思いますが、価格がリーズナブルな印象です。
逆に「チタンの印鑑も一応は揃えている」という感じのショップは、効率が悪くて価格が適正ではない傾向にあります。
チタンは今ではそれほど高価な素材ではないにもかかわらず、なかにはビックリするような価格設定をしているショップもあるので注意しなければいけません。
また、チタンは印鑑の素材としては加工方法が特殊なので、やはり「チタンの印材を推しているショップ」かどうかがお店選びのポイントになるでしょう。
コスパに優れている印鑑ショップ6選
こうしたポイントを踏まえつつ、印鑑の販売がメインのタイプの中でもとくにコスパが優れているショップを6つ選んだのでここで紹介します。
いずれのショップも品質と価格のバランスは良いのですが価格帯に少し違いがあるので、ここではその傾向から2つにグループ分けてみました。
より品質にこだわってる
- Sirusi
- 西野オンライン工房
こちらのグループ(この2つのショップ)は、かなり品質にこだわりがあるにもかかわらず、それほど高い値付けをしていません。
ただし、まぁ妥当な金額なんでしょうが、認印が10,000円以上するんですよね~。
すごく興味があるし品質が高いのは伝わるんですが、認印は価格を安く抑えたいので今回は予算オーバーかな。
とはいえ実印サイズは15,000円前後でむしろ比較的リーズナブルなので、実印を作るときはもう一度調べたいと思ってます。
お手頃価格にこだわっている
- はんこプレミアム
- 印鑑の匠ドットコム
- ハンコヤドットコム
- はんこdeハンコ
こちらは品質にもこだわりがありながらも認印(10.5mm)サイズが5,000円~8,000円位の価格帯に抑えているショップのグループで、チタン印鑑の種類も豊富なのが特徴です。
自社で印材の入荷や製造、印鑑の製作まで行っているショップはさらにコスパが高い傾向にありますね。
というわけで今回購入する認印はこのショップの中から選ぶことにしたので、それぞれのショップを改めて調べてみることにしました。
お手頃な印鑑ショップを比較しました
お手頃感、チタン素材の得意不得意、カラーや表面処理の種類といった項目を比較したときの4つのショップの個人的な評価はこのようになります。
ここに挙げたショップの印鑑は、どの印材も品質と価格のバランスが良いと思うのですが、チタンの印鑑に関しては意外とショップごとの特徴がハッキリしているようです。
チタン以外の印材だとショップごとの評価は変わると思います
こうして比較すると、チタンの印鑑なら「はんこプレミアム」と「印鑑の匠ドットコム」の2店のお手頃感が際立ちます。
今回購入するのは認印で、カラーも1番シンプルなシルバーにするつもりなんですが、
実は、いろいろと調べているうちに、正直10,000円はちょっと高く感じてきて、できれば5,000円くらいで手に入れたいと考えるようになってきました。
実印であれば世の中に1つだけの印影で作ることが大切ですが、認印の場合はそれほど印影にこだわる必要もないのでなおさらです。
となると、やっぱり「はんこプレミアム」か「印鑑の匠ドットコム」のどちらかということになりますね。
最終的に決めたのはこのショップ
ここまでで、なんとか最初にピックアップした13店から2店まで絞り込むことができました。
この2店は価格もほぼ同じなのでどちらにするか迷いましたが、最終的には以下の3つの点でより信頼できそうだと感じたので認印は「はんこプレミアム」で購入することにします。
- チタン印鑑へのこだわり
- セキュリティ面
- キレイな自社工場
今回は認印ということでセキュリティ面はそれほど気にする必要はありませんが、実印を購入するとなると印影の管理などがしっかりされているかはとても大切です。
もちろん「印鑑の匠ドットコム」がセキュリティ面で心配というわけではありません。
ただ、ホームページで見る限りでは「はんこプレミアム」の方が印影の管理もしっかりしていると感じるし、Googleマップで自社工場も確認できるので何となく安心感もありますね。
自社製造なだけでなく印材の卸売りも行っているようなので、おそらくコスパ的にも最強だと思います
というわけで認印は「はんこプレミアム」で購入してみますので、次回はそのレビューなどを書きたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。