「えっ、印鑑が欠けた…これって使っても大丈夫なの?」
たしかに印鑑が欠けると「縁起が悪い?」「マナー違反?」、そもそも「使っていいの?」といった疑問が浮かびますよね。

私も以前、銀行の書類を提出しようとしたときに、印面の角が欠けていたことに気づき、冷や汗をかいた経験があります
実は、印鑑の欠けは“たまにあるトラブル”ですが、登録印鑑では手続きに支障をきたすケースもあるんです。
さらに、欠けた状態での使用には「縁起」や「信用」に関するイメージも関わってくるため、場合によっては周囲に悪い印象を与えてしまうことも。
この記事では、「欠けた印鑑って使っていいのか?」「修理できるの?」「そもそも欠けない印鑑ってあるの?」といった疑問に答えているので、気になっている人はぜひ参考にしてください。
- 欠けた印鑑は縁起が悪い?
- 欠けた印鑑を使うことのデメリット
- 認印と実印・銀行印では対策が違う
- 欠けない印鑑にするという選択
欠けた印鑑って使っても大丈夫?

印鑑が欠けているのに気づいたとき、「このまま使っても問題ないのか?」「縁起的に良くないのでは?」と不安になる人も多いと思います。
実際に欠けた印鑑は、使うシーンや種類によっては注意が必要で、場合によっては買い替えや再登録が必要になることもあります。
ここでは、気になる「縁起」の話をはじめ、実用面での影響や印鑑の種類による違いについて整理してみましょう。
縁起的にはどうなの?やっぱりよくない?
まず、最初に気になるのが「縁起」の問題ですよね。
印鑑は昔から“自分の分身”ともいわれる存在で、正式な契約や人生の節目に用いられることも多い大切な道具です。
そんな印鑑が欠けている状態は、「運が欠ける」「縁(円)が切れる」など、マイナスのイメージにつながりやすく、たとえ認印であったも使用は避けたほうがいいとされています。
あなた自身は気にしなくても、取引先や上司、家族など、相手が気にするタイプだった場合、不安やマイナスなイメージを与えかねません。
相手のことも考え、「念のためにきれいな印鑑を使う」と心掛けておいたほうがいいでしょう。
そもそも印鑑が欠けるのはよくあること?
意外かもしれませんが、印鑑が欠けること自体はそう珍しいことではありません。
木製や角製の素材は、ちょっとした落下や衝撃で印面が欠けやすく、使い方次第では短期間でダメになってしまうこともあります。
とくにフチの部分が細くて繊細なタイプの印鑑は気をつけないといけませんね。

筆入れに少し入れていただけで角が小さく割れていたこともありました
それと、安い印鑑だと、気持ち的にどうしても雑に扱っちゃうから、いつの間にか欠けていたということが多いかもしれません。
認印・銀行印・実印で違いはある?
「欠けたまま使っても大丈夫かどうか」は、印鑑の種類によって、変わってきます。
日常使いの認印であれば、多少の欠けであっても“本人が押した”と判断されれば問題視されないケースもあります。
ただし、先にも書きましたが、社内ならまだしも、社外的な書類への押印は避けたほうがいいでしょう。
もちろん役所関連など、厳しく見られて不備扱いになることもありますし、何といっても「欠けた印鑑」に相手がどんな印象を抱くかを考えるべきです。

銀行印の場合は、金融機関に印影が登録されているため、欠けによって印影が変わってしまうと、本人確認が取れず手続きが中断される可能性があります。
そして、もっとも注意したいのが実印です。役所で登録され、法的な効力を持つため、印影の一致が非常に重要です。
印面がわずかに欠けただけでも、「実印の印影と異なる」と判断されることがあります。
要するに、登録してある印影と違う印影とみなされ、例えば書類が無効になるといったトラブルの元になるため、やはり使用は避けるべきです。
欠けた印鑑は修理できる?交換すべき?
印鑑が欠けてしまったとき、「買い替えるしかない?」と考える人も多いと思います。
でも実は、欠け方によっては修理できるケースもあるんです。ここでは、修理の可否や注意点、そして買い替える場合のおすすめについて詳しくご紹介します。
修理をしたほうがいいときの条件
印鑑が欠けてしまったとき、まず考えるべきなのは「修理ができるかどうか」だけでなく、「修理する価値がある素材かどうか」という視点です。
木製や樹脂製などの比較的安価な印鑑は(再彫刻で修理できる場合がありますが)、素材そのものの耐久性や価値を考えると、無理に直すより買い替えた方が合理的なケースもあります。
一方で、黒水牛やオランダ水牛などの動物性素材、あるいは紫檀や黒檀などの高級木材を使った印鑑は、素材としての価値が高いため、多少の修理費をかけてでも直す意味があります。

とくに象牙の印鑑は現在では輸入規制もあり、新たに入手するのが難しいため、修理による再利用の価値が非常に高い素材です。
「直せるかどうか」だけでなく、「直す意味があるかどうか」。印鑑の素材や価値に目を向けて、慎重に判断してみてください。
また、修理可能かどうかは、欠けの程度にもよります。印面の彫刻にかかっていない軽度な欠けであれば、削り直しや再彫刻によって見た目も整い、再び使えるようになることがあります。
費用の目安としては数千円〜1万円前後が相場ですが、素材や仕上げの内容によって異なるため、事前の見積もり確認が安心です。
そして、修理を依頼する場合に一番大切なのは、信頼できる専門店を選ぶことが重要です。
熟練の職人が手掛けているお店であれば、印面のバランスや美しさを保ちながら自然な仕上がりにしてくれます。
実用面でのリスクと印鑑登録の注意点
欠けた印鑑を使い続ける最大のリスクは、「本人確認の信用が揺らぐこと」です。
印影が登録時と異なると、銀行や役所での手続きが止まってしまう可能性があります。これは印鑑登録証明書を添付するような重要な書類では致命的です。

さらに、欠けて不鮮明になった印影を何度も押し直していると、「改ざんされたのでは?」と余計な疑いを持たれてしまうことも。
たとえ悪意がなかったとしても、相手にとっては信頼問題に発展するかもしれません。
また、印鑑登録をしている自治体によっては、欠けがあった時点で「登録情報と一致しない」と判断され、登録抹消→再登録の流れになることもあるため、使い続ける前に確認しておくのが安心です。
実印を再登録するときの手続き
欠けたり摩耗した実印を使い続けると、印影が登録情報と一致しなくなり、印鑑証明が使えなくなることもあります。そんなときは、早めに実印の再登録を行いましょう。
手続きの流れは自治体によって多少異なりますが、基本的には次の3ステップです。
- 登録を廃止する
まずは今の実印を登録から外す「廃止届」を提出します。印鑑登録証(カード)と本人確認書類を持っていきましょう。 - 新しい印鑑を持って再登録
次に、新しい印鑑を使って印鑑登録申請を行います。登録できるサイズや形状には制限があるので、事前に確認しておくと安心です。 - 印鑑登録証(カード)を受け取る
申請が完了すれば、新しい印鑑に対応した印鑑登録証が交付されます。これで再登録は完了です。
実印は大切な書類に使うものなので、いざというときに困らないよう、印影に違和感が出てきたら早めの再登録をおすすめします。
交換するならどんな印鑑がいい?
「修理しても心配が残る」「どうせなら長く使えるものが欲しい」──そんなときは、素材を見直して印鑑を交換するのがもっとも安心な選択肢です。
そこでやっぱりおすすめしたいのは、管理人自身が現在も愛用しているチタン印鑑。

チタンは金属の中でも非常に強度が高く、欠けや摩耗に強いのが最大の魅力です。日常的に印鑑を多用する私のような職種でも、印面のズレや劣化をまったく感じていません。
さらに、水や朱肉にも強く、メンテナンスもラク。重みがある分、押印時にブレにくく、見た目も高級感があります。
正直、もう少し早く出会っていれば、何本も印鑑を買い替えることはなかったかもしれません。
印鑑が欠ける経験なんて、ふつうはそれほどないと思いますが、もし不安を感じているなら「一生モノ」としてのチタン印鑑を検討して損はないと思います。
印鑑が欠けるのはもうこりごり!耐久性で選ぶならチタン印鑑
普段はあまり気にすることのない印鑑。
でも、いざ使おうとしたときに欠けていたら──それだけで少し不安になりますよね。
実際、欠けた印鑑は手続きで使えなくなったり、縁起の面でも気にされることが多く、知らずに使い続けるのは意外とリスクがあるものです。
一度そんな経験をすると、「次に選ぶときは、できるだけ丈夫なものがいいな」と考える方もいるかもしれません。
ここでは、なぜチタンが印鑑に適しているのか、実際に管理人が使って感じたことを交えながらお伝えしていきます。
なぜチタンは欠けにくい?

チタンは、航空機や医療機器などにも使われるほど非常に硬くて丈夫な素材です。
そのため、木製や角製の印鑑のように、落としたりぶつけたりしただけで欠けることがほとんどありません。
さらに、チタンは摩耗や腐食にも強いのが特長。長年使っても印面がすり減りにくく、シャープな印影が保たれるため、実用性の面でも非常に優れています。
水分や朱肉による劣化も起きにくく、メンテナンスの手間が少ないのも嬉しいポイントですね。
管理人が実際に使って感じたメリット
私は仕事柄、印鑑を押す機会がかなり多いのですが、以前はよく印面の摩耗や端の小さな欠けに悩まされていました。
とくに、木製印鑑は長く使っていると押しづらくなり、仕方なく何本も買い替えていた時期もあります。
そんな中で出会ったのがチタン印鑑。実際に使ってみると、その安定感とシャープな印影に驚かされました。
ほどよい重さがあるおかげで押しやすく、印面がぶれにくいんです。しかも、何度使っても劣化を感じません。
見た目にも高級感があって、「ちょっと良いモノを持っている」満足感があるのも、地味に嬉しいところです。
チタン印鑑は「一生モノ」と言える理由

チタン印鑑の魅力は、なんといってもその圧倒的な耐久性。金属の中では軽くて丈夫、サビにくく、摩耗しにくい──これほど印鑑に適した素材は他にないと思います。
加えて、私が購入した「はんこプレミアム」では、ネット非接続の彫刻機で職人が1本ずつ印面デザインを作成してくれるため、偽造や情報漏洩のリスクが非常に低いという安心感もありました。
値段だけを見ると、木製や樹脂製より高く感じるかもしれませんが、何度も買い替えることを考えれば、長期的にはコスパ抜群です。
「早くチタンにしておけばよかった」と、今では本気で思っています。
管理人のように、毎日ばんばん印鑑を押すような仕事をしていれば最強の相棒になりますし、実印や銀行印など、めったに使わない印鑑でも長期保存が安心なので、チタン印鑑は本当に万能です。
「一生モノの印鑑がほしい」と感じているなら、チタン印鑑はまさにうってつけの選択だと思います。
【まとめ】印鑑が欠けるのはやっぱり嫌な気分
印鑑が欠けてしまったとき、「このまま使い続けてもいいのか?」「縁起的にも問題ないのか?」と迷う人は多いと思います。
実際、印鑑の種類によっては欠けていることで使えなくなるケースもあり、早めの対応が安心につながります。
修理で済む場合もあれば、再登録が必要になることもあるため、状況に応じて対応が必要でしょう。
とくに、重要な書類に使う実印や銀行印については、印影の明瞭さや信頼性が問われるため、これを機会に素材から見直すことも選択肢の一つです。
チタンは耐久性に優れていて、印面が欠けにくく、劣化もしにくい素材です。
認印としても数千円台から選べる手頃なものがあり、コスパも上々。もし実印や銀行印として良いものを選べば、まさに「一生モノ」として長く付き合っていける存在になるかもしれません。

印鑑はそう何度も買い替えるものではないからこそ、安心して長く使える一本を選んでおきたい。
そう思ったら、チタン印鑑という選択肢があることを頭の隅にでも入れておいてください。

この記事で、チタン印鑑のことを知ってもらえればチタン好きとしては嬉しいです。