◇この記事はプロモーションを含みますが、メーカーから商品を受け取ってPRを依頼されているわけではありません
チタン印鑑は偽造されやすい?―
―チタンの印鑑に興味を持ち始めていろいろ調べていると、「偽造」とか「複製」という言葉を目にすることがありますよね。
これってなぜでしょう?
どうやらこの「偽造されやすい」という説は、チタン印鑑は機械で印面を彫る(硬くて手彫りができない)ところから来ているようです。
たしかに、印面デザインのデータが流出すれば、機械で同じ印鑑を複製されてしまう可能性はあるでしょう。
でも安心してください。実印や銀行印のような重要な印鑑は、データの管理が徹底された信頼できるお店で注文すれば問題ありません。

この記事では、印鑑の「偽造」の問題と、実印や銀行印を安心して注文できるお店の選び方を、管理人の実体験も交えて解説していきます
- 偽造リスクの根本的な原因
- 印影のデータ管理とは
- チタンは実印に向いていない?
- 偽造されないショップ選び
チタン印鑑だから偽造されやすいわけではない?
「偽造されること」の根本的な原因
木製や牛角製の印鑑は、手彫りで製作することができるので、オリジナルの印面でデザインされた印鑑であれば、まったく同じ印影を再現するのは不可能に近いはずです。
対して、チタン製の印鑑は機械で加工するので、オリジナルの印面でも、そのデータさえあれば複製できてしまうという発想が生まれるのは仕方がありません。

実際、データが外部に漏れてしまえば、物理的には複製が可能になります。
ただしここで重要なのは、偽造のリスクにおける根本的な問題は、「チタン」だからといった素材の問題以前に、「お店がデータを流出させること」にあるという点です。
極端に言えば、デザインのデータやデザイン画があれば、たとえ手彫りの素材であっても複製は不可能ではありません。
つまり、偽造されることを心配するなら、素材が何かということよりも、そのお店がデータをどのように管理するかを心配するべきなんです。
管理がいい加減なお店であれば、チタンだけでなく、どの素材の印鑑でも偽造のリスクは避けられないというわけですね。
データの管理ってどういうこと?
実印や銀行印のような重要な印鑑を作る場合、データ管理がしっかりしているお店を選ぶことが大切なのは分かってもらえたと思います。
では、 “データの管理” とは具体的にはどういったことなのでしょう?
「印面のデザインを一つ一つオリジナルで作る」というお店は少なくないですが、いくらオリジナルでも、保管の方法によってはその意味がなくなることもあります。
なので、まずはそのデザイン画をどう扱うかがポイントです。
さらに、チタン印鑑は機械による彫刻なので、
- 機械に読み込ませたデータはどう処理するか
- ネット接続などで外に漏れることはないのか
といったことを確認する必要があるでしょう。
要するに、デザイン画の管理と、実際に彫刻する機械の管理がどうなっているかが重要になります。
これらを徹底しているお店であれば、データの流出リスクを遮断しているため、同じ印鑑を他人が手にする可能性は限りなくゼロに近いです。
日常使いの認印なら神経質にならなくてOK
話は少しずれますが、日常使いなどの認印の場合は、既成フォントで作られた印鑑でも問題ありません。
そもそも、印影の一致を目的として、どこかに登録するわけではないため、偽造を気にする必要もないでしょう。
もちろん、オリジナルの印面デザインであるに越したことはありませんが、印鑑登録などが不要な用途なら、大量生産された安価なものであっても支障は出ません。
要するに、「印鑑の用途」と「お店選び」さえ間違えなければ、素材は何であれ偽造のリスクを心配する必要はないということです。
チタン印鑑は「実印には向かないって本当?」
チタンは究極の実印向き素材
「チタン印鑑は機械彫りだから、実印には向いていないじゃないか」
たしかに偽造のリスクを疑うという面では一理ありますが、これまでも書いてきたように、実印や銀行印を作る際に重要なのは、そのお店がデータをどう扱うかです。
むしろ、硬い素材を機械で彫ることには、唯一無二の緻密なデザインを忠実に再現できるというメリットがあります。

しかも、素材自体の特性を考えると、チタンは “もっとも実印に適した素材” と言っても過言ではありません。
なぜなら、まず素材そのものが非常に硬く、摩耗や変形に強いからです。
実印は、ほとんどの人は一生持ち続けるものなので、年月とともに印影が変わってしまうと印鑑登録と一致しなくなり、再登録や再作成の手間が発生してしまいます。
その点チタンは、何年経っても印影が変わらないため、公的な印鑑として最適です。
また、チタン印鑑はシャープでくっきりとした印影が特徴。認識性が高く、役所や銀行でもはっきり確認できるというメリットもあります。
耐久性が高く、長期保存にも有利
実印は、頻繁に使うものではなく、一つの場所で長年保存することが多いので、湿気やカビなどの影響で劣化してしまう素材も少なくありません。
木製や牛角製の印鑑素材は、小まめなメンテナンスを怠ると、変形や劣化のリスクにつながります。
これが印影の再現性に支障をきたし、将来的にトラブルのもとになることもあります。
その点、チタンは金属としての耐久性が極めて高く、朱肉や水分、気温変化の影響も受けにくい素材です。
「長期的に印影が変わらない」というのは、実印の本来の役割を果たすうえで、非常に重要な要素と言っていいでしょう。
昔は、実印の素材といえば、耐久性に優れていることから「象牙」が定番でしたが、現在はワシントン条約などの規制が厳しくほとんど作られていません。
こうした側面もあり、「チタン」は実印に向かないどころか、逆に、実印の素材として定番になりつつあるんです。
偽造リスクを抑えるには“お店選び”がすべて
印面のデザインを1点ずつ作るお店を選ぼう
印鑑が悪用されてしまうリスクを減らすにあたって、もっとも基本となるのは「他にはない印影の印鑑を作ること」です。
そのためには、印面のデザインが一つ一つオーダーメイドで作られているかがとても重要になります。

たとえば、注文時に自動生成されたフォントを選んで、そのまま彫刻するようなサービスだと、別の人と同じ印影になる可能性はあるでしょう。
反対に、職人がその人の名前に合ったバランスで印面を調整し、完全にオリジナルなデザインに仕上げてくれるお店であれば、そのような心配はいりません。
実印や銀行印は、この「唯一無二の印影デザイン」が悪用防止の第一歩になります。
彫刻機が「ネット非接続」のショップは安心
印面のデータが流出するリスクは、ネット環境とつながった機器やサーバーを使っている場合に起こりがちです。
つまり、いくら印面がオリジナルでも、彫刻機がネットにつながっていれば、外部から不正アクセスされてデータが抜き取られる可能性もゼロではありません。
信頼できるショップは、こうしたリスクを避けるために「スタンドアロン(ネット非接続)」の彫刻機を使用しています。
これは、外部と一切通信しない機械で彫刻を行うことで、データの漏洩を物理的に防ぐ仕組みです。
実際、私が購入したお店もこの方式を採用しており、「なるほど、こういう部分が安心につながるんだな」と納得しました。
管理人が購入したのは「はんこプレミアム」
私がチタン印鑑を購入したのは、ネット通販でも評価の高い「はんこプレミアム」というショップです。
ここは、印面のデザインを一つずつ職人が手がけ、ネット非接続の彫刻機で加工するという、偽造対策がしっかりしたお店です。

私が作ったのは認印ですが、それも「自分専用に作られたデザイン」なので安心感がありました
実際に使い始めてからも、押しやすさや印影の美しさに満足しています。
もちろん実印や銀行印として考えるなら、何より「セキュリティ対策がしっかりしている」という安心感は大きいですね。
他にも優良なショップはありますが、素材だけでなく“作り方”と“守り方”にこだわるお店かどうかは、購入前に必ずチェックしておくべきポイントです。
【まとめ】チタン印鑑は、選び方さえ間違えなければ最強
チタン印鑑は、「偽造されやすいのでは?」という声もあるようですが、それは機械だから複製しやすいというイメージから来ているものです。

チタン印鑑を扱っていないお店による「機械だから偽造できちゃう」といった印象操作的な記事もありました
そして、もし本当に偽造されるなら、それは「機械で彫る」という以前に、「データが漏れる」という点が一番の問題だということは、念を押しておきたいと思います。
実際には、チタンという素材自体は、メンテナンスフリーなうえに耐久性が高く、長く・正確に使えるという意味では、実印にもっとも適した素材のひとつです。
ただし、そのメリットをしっかり享受するには、お店選びがカギになります。
- 印面を一点ずつデザインしてくれること
- ネットにつながっていない彫刻機で加工していること
- 偽造対策の体制が明記されていること
この3つを満たすお店であれば、安心して「一生モノの印鑑」を手に入れられるでしょう。
私は実際に「はんこプレミアム」でチタン印鑑を作り、毎日使っています。
耐久性も安心感もあって、もう木製などの素材の印鑑には戻れません。
最後に、「チタン印鑑は偽造が心配なんですが…」といった内容で、購入前に「はんこプレミアム」にメールで質問したときの回答を紹介しておきます。
当店では既製フォントではなく、ご注文ごとに職人が印影デザインを作成し、専用機械に読み込ませて彫刻しています。機械に既成データは登録されておらず、すべてオリジナルの印影で仕上げております。
また、印影データは出荷後、一定期間を過ぎるとすべて削除しております。保存用のPCはインターネットに接続しておらず、ウイルスなどによる流出の心配もありませんのでご安心ください。

チタン印鑑の偽造を心配している人にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです